金の牛&潜在意識

年末に入ってのカルロス・ゴーン氏の逮捕、とてもショッキングでしたね。

日産にはまだ東銀座にHQがあったころ、私がイタリアから帰国して間もなく、イタリア人の方のセクレタリーとして少しお世話になったことがありました。いまから10年ほど前でしょうか…

当時はすでに“ゴーン氏が横浜支社に来る際にどうおもてなしするか?””誰がどんな花束を渡すか?“を社内会議を収集して決めていまして…ゴーン氏崇拝が進んでいました。

普段は非常に優秀な日産社員のかたたちが、”その点=ゴーン氏崇拝“についてだけは、盲目的、依存的に考える力を放棄していたのが当時は不思議でなりませんでした。

フラクタルで思考からの現実化を読める現在は、思考放棄のヒツジ化するの理由は明確です。

依存と支配は表裏一体。

支配する悪~い、黒~い、狡~い、コヨーテ・ゴーン氏を存在させるには、依存ヒツジの悪や黒や狡猾さが不可欠。支配の意図目的、依存の意図目的が自分のメリットと、がっちり一致してこその表裏一体の20年。

金と地位が悪いわけではなく、金と地位も使いよう、そして金と地位を築くまでの思考が自分に返ってくるだけ。それをドラマチックにみせてくれたこのゴーン氏の成功と挫折劇。そこまで大きくデフォルメしなくても、身近にたくさん例がありますよね。

先日は私がイタリアに行く前に勤務した“牛のマスコットで有名だった米国系投資信託会社”の当時の上司と久しぶりにお逢いしてきました。お寿司〜〜

当時はリーマンショック前のアメリカバブルでイケイケどんどんだった、まさに“金の牛崇拝”社風。

さまざまな国籍の有能なかたがいましたが、20年経ってからキャッチアップしてみると、幸せに成功されたままの方は少ないようです。

リーマンショック前に経済的な富を得て40代で早期リタイアし、ケイマン諸島でテニス・ゴルフ三昧の当時のイギリス人役員。自分はリタイアしたけれど、成人した息子さんがニートなままで、息子さんのために就活をなさっていたり…(フラクタルで心理読むとすぐ解決できます。)

飛ぶ鳥を落とす勢いだったユダヤ系のファンドマネージャーは、思っていたよりキャリアが華さかず、3度目の離婚したばかりだったり…

スケールが大きい様々なかたの紆余曲折ストーリーを伺って、幸せな成功を手にしたままの方にはある共通点があるのに気づきましたよ。

それは…MBAでも、社内政治の上手さでも、ヘッドハンティング会社選びでもありません。

それは…「ありがとう。」と部下に言う習慣があったかどうか。こんな共通点でした。

私はレセプショニスト・ジュニアセクレタリーとして勤務始めたので、当時の企業ヒエラルキーの底辺におりました。ですからボードメンバーや役職者にとって、一番気遣いしてもメリットの無い相手。

ミーティングにコーヒーや資料準備したときに、「ありがとう。」とお礼を言ってくださっていた方々は、今も変わらず着実に他企業のCEOや高い地位でやりがいあるお仕事をなさっていました。

口頭で、もしくは目配せで「ありがとう。」と伝える人間性と余裕があった方は、今も当時の平常心のままの静かな成功を続けていらっしゃるようです。

仕事のパフォーマンスに直結するプレゼン力、分析力、リーダーシップ。

これももちろん必須でしょう。

ただし長いスパンでの着実な成功には、精神的な安定こそが土台。

日常の小さな積み重ねで「いかに信頼できる自分を積み上げているか。」が、長丁場の人生には大事だと、再確認することが出来ました。

自分の身を滅ぼすクーデターをおこすのは、自分自身の潜在意識。これでしかありません。

「ありがとう。」

アモーレを込めて、MINAKO

*メリット無しにはありがとうと言えない、ありがとうと感謝すると損した気分になる、そんな効率性疾患の方(笑)、まずは「ごめんなさい。」から始めましょう。理由づけなしに、やるのですよ。変わります。