心理セッションへの「想い」

先日、NHKでクリーニング師、古田武氏の特集番組再放送を拝見しました。イタリア生活でもファッションショーの煌びやかなモデルやブランド品より、私の心を砕いたのが職人。

素材、デザインの良さを引き出し、縫い目ひとつに熟練の腕と情熱を注ぎこむ。工房を仕事で訪れるたびに、職人魂に胸が一杯になった。そんな職人への憧れが、古田氏に掻き立てられた。

扱うのは高額品ではなく、お客様の想いののった“高級品”。難易度の高い仕事を弟子に任せる古田氏の気持ちが、ブラウン管ごしに伝わる。

「お客様は何故この店を選んだのか?わざわざ遠方からいらしたのか?“ここだったらどうにかなる、また想い出に袖を通したい。”その想いがあるからだ。

だからこそわざわざこちらにいらっしゃった。それなのに一旦引き受けておいて、“この染み抜きは難しいから出来ません。”なんて返すことはしちゃいけない。

古いものであればあるほど、生地がもろい。染み抜きの薬品選択ひとつ、力加減ひとつ、それで生地が台無しになってしまう怖さがある。それを言葉でいくら伝えても(弟子には)分からない。実体験でやってみて、初めてそれが分かる。」

涙が溢れて止まらなかった。私が扱うのはお客様のマインド。トラウマや思考パターンで絡まった糸。どうやったら解してあげられるのか。

染みを違う染みで消そうとした痕跡。どうしたら本来の色を甦らせてあげられるのか。染みがもう長年当たり前になり、ご本人が気づかないケースもある。

心理学校で会得した分析力だけでなく、ストリートや現場で培った“心の目”をつかう。薬品の選択にも細心の注意をはらう。

同じ状態に見えても、「周りが正しい。」の薬品が合うのか、「あなたは出来る。」が逆に効くのか、理屈武装のベールが張ってあるなら、行動してもらうほうが早いのか。過去―今-未来のストーリーにかかっている。

早く変化をおこしてあげたいからこそ、強い薬品を使いたい気持ちもある。でも加減を読み間違えれば、生地が破れる可能性も増す。

人様が一生懸命紡いできた価値観という生地。薬品を注ぐのは、本当に怖い。経験や自信が増すごとに怖さも増す。でも怖さ以上に、私には情熱がある。私はあなたに幸せになって欲しい。

自分にアイロンを当てて焦がし、注目という愛をねだったのも私。

素材が上か下か、他人と比べて優越感や劣等感のアップダウンが生きがいだったのも私。

糸がもつれ生地は破れ、どうにもならないと自暴自棄だったのも私。

ショーウインドーから一歩も出ず、世の中を分かった気になっていた傲慢も私。

あなたが今、欲しいのは“愛”ですか?“成功”ですか?あなたの素材に触れさせて下さい。

一元の愛を持って、最高に美しく仕上げます。GVeggieでの心理学講座でお待ちしています。https://www.g-veggie-lesson.com/psychology

アモーレ(愛)を込めて。